2017年05月11日

十六島海苔(うっぷるいのり)

うっぷるい海苔 十六島のり

〜 十六島(うっぷるい)海苔 〜 現在の出雲市の北端、日本海に突き出す十六島鼻と呼ばれる岬周辺で採れる海苔は、古来より「十六島海苔(うっぷるいのり)」と呼ばれ、高級海苔の代名詞となる。 出雲の国は風土記の時代より、海苔の特産地として全国にその名を知られ(今から1200年ほど昔) 奈良・平安期には朝廷への貢納品に、江戸時代には将軍に献上され、料理や茶席に用いられ全国に名が知られるようになったといわれています。のり雑煮を食べる習慣もこの頃、松江の武家から始まる。 収穫時期は12月から2月までという短い期間に限られ、冬の荒れ狂う日本海に面した足場の悪い岩場で、「シマゴ」と呼ばれる人達により、一枚一枚摘み取られています。 別名「かもじのり」かもじとは「髢」と書き、「婦人が髪を結うとき添える毛・ そえがみ・そえげ・いれがみ」という意味(大辞泉より) つややかな黒さが女性の黒髪を連想させた為そう呼ばれる。磯の香りがとても強く、コシのある食感が特徴。 テレビで「命がけで採る海苔」という紹介を受けたことも。 滑りやすい岩場で、手作業で行われる海苔摘みは 大変危険な事から、その様に言われている。


posted by 大衆割烹 なわのれん at 00:00| Comment(0) | おすすめ通年
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